せやねんの今週のマネーな人ってコーナーでユニバーサルスタジオジャパンのV字回復の仕掛け人ってことで、森岡毅さんを取り上げてた。
昨日から、ユニバーサルクールジャパンってことで、進撃の巨人とかエヴァンゲリオンとかやってますもんね。ちなみに2015年にも大きなことを仕掛けようとしているらしい。
まぁ、ハリポタができたときにもちょいちょいとテレビにでてましたけどね。
USJは、開業した2001年度は1日3万人ほどで、1100万人だったものの、その後は1000万人を超えることをなく、右肩下がりが続き、2009年度、2010年度は7割程度の750万人程度だったらしい。
その後、2011年度870万、2012年度975万人、2013年度1050万人、2014年度も過去最高ペースで、外国人もの年間50万人から目標は倍増の100万人にしているんだとか。
森岡毅さんは、USJのマーケティング責任者で1972年兵庫県生まれ、神戸大学経営学部卒業、外資の生活用品会社大手「P&G」を経て2010年にヘッドハンティングされて、USJに転職したらしい。
翌2011年度から、V字回復しているのだが、
・小さい子供向けエリアを作った
・後ろ向きに乗るコースターを作った
・映画以外のアトラクションを作った
転職して、USJを徹底的にあるいて、2つの狭さに気付いたんだとか。
1つ目は対象年齢が狭い、4人の子供がいて、4~12歳の子供と歩いたら、身長制限などで子供が乗れるものが少ないし、JAWS、ターミネーター、恐竜、火事など子供にとって怖いものばかり
2つ目はジャンルが狭い。ユニバーサル作品を軸にしたアトラクションが中心。
そこで、対象年齢を広げたいということで、ユニバーサルワンダーランドを開設。スヌーピー、ハローキティ、エルモの3大キャラを1カ所に集めた大型エリアを開設。ワンダーランドは紙おむつと同じ 関西では毎年20万人近い子供が生まれ家族連れで来てくれるのなら、数十万人規模の需要。子供が将来のリピーターになることもということらしい。
次は、ジャンルを広げたいということで、ワンピースのショーを大々的にアピール。USJの10周年の主役に抜擢したらしい。
ワンピースの何が面白いのかを知るために、マンガ60巻・DVDを全部観てファンの気持ちを知る。でないと心をつかむ15秒CMさえ無理。それを理解し、制作費にお金をつぎ込んだってことらしい。
ファミリーの次は女性客に広げるために、ハロウィンやクリスマスを充実。2013年春に後ろ向きコースターとかを導入したらしい。ちなみに、バックドロップのアイデアは夢で見て起きてすぐにメモを取ったらしい。
森岡さん曰く「ある問題で地球上で一番必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくると知った」なんだとか^_^;
そして、2014年ついにハリーポッターを登場させた。そういえば、他の番組の取材とかでは、これを導入するために、上記のような拡大策を狙ったとかっていってた気がする。家族、映画以外、女性でお金を積み上げ年間売上げの半分以上となる450億円を投入。次に狙った客層は関西以外。
森岡さん曰く「東京と大阪の間にある交通費3万円の川を超えさせたい」んだとか。
効果は狙い通りで、ハリポタ前、関西7割関西以外3割だったのが、ハリポタ後、関西3割関西以外7割と逆転したらしい。
2015年にもすごいアイデアがあるらしい。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? V字回復をもたらしたヒットの法則 (角川書店単行本)
- 作者: 森岡毅
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