「お客様の幸せ」のためにディズニーはまず「おそうじ」を考えた
- 作者: 安孫子薫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本
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Mr.サンデーでやってたディズニー掃除スタッフの秘密、夢と魔法の新人教育に密着って話。
ディズニーランドは5期連続右肩上がりの営業利益なんだとか。12年度は過去最高の約814億6700万円の営業利益と入園者数。
TDRでは、突如、パントマイムや水でミッキーマウスを書いたりする清掃スタッフがいるんだとか。
約2万1000人のうち約1万8000人がアルバイト。集まったアルバイトがすでにディズニーファンらしい。千葉県浦安市にオリエンタルランド本社がり、中にはディズニー大学がある。
そこで、先輩スタッフがTips on Magic(魔法のコツ)として、ゲストに立派な魔法をかけられるようなポイントやコツを紹介しているらしい。トレーナー自身もアルバイト歴2年4ヶ月のアルバイト。
パーク運営の4つの鍵は
Safety 安全
Courtesy 礼儀正しさ
Show ショー
Efficiency 効率
らしい。この4つのSCSEの優先順位を考えればアルバイトでも自分で考え行動できるスタッフになるんだとか。
ディズニーファン歴18年 新人アルバイト 小原真由さんへのトレーニングに密着してた。
掃除スタッフは客のすぐそばにいるため歩くコンシェルジュと言われるそうな。地図をみているお客がいたら、声をかけるんだとか。
こぼれた水などは足でふきとり一見、行儀が悪くみえるが、しゃがんだままでの清掃は客の視界から消え転倒などの原因になるのを防ぐんだとか。
床にこぼれた水と、テーブルの上の水では床にこぼれた水のほうが客が転ぶ可能性があるので、先に処理するらしい。
突然、地面に水でミッキーを書く、カストーディアルアート。雨の日に残念な気持ちをやわらげようとスタッフの思いつきで始まったらしい。
普通であれば、遊んでないで掃除しろと怒られるところだが、効率よりもショーを優先した結果、認められたらしい。しかも、日本で始めたこのアートは海外でもされているらしい。
スピリット・オブ・東京ディズニーリゾートという年に1度スタッフを表彰する日があるらしい。
自分で考え行動するスタッフをきちんと評価できるシステムで数少ない社員スタッフが、評価し、ファイブスターカードという従業員評価カードを渡すんだとか。
上司がすばらしいパフォーマンスをしたスタッフに具体的に何が良かったのかを記入し、その場で手渡しする。さらにミッキーなどが参加する特別なパーティに参加できるらしい。
ディズニーに行ったことないけど、行ったときは、そうじスタッフもみてみたいね。