世界ふしぎ発見で人はなぜ太るのか?生命と肥満のミステリーというのをやってた。最大40日間のロシアの絶食療法に関してやってた。
ブリヤート共和国ゴリャチンスク村のバイカル湖の湖畔の広大な敷地の一角に絶食療法科があるらしい。ロシアでは絶食を医療としてやっているらしい。
水以外何も口にしないんだとか。
絶食期間に患者が口にするのは常温の水だけらしい。その水は、蒸留水でミネラル分が少なく、純度が高い水らしい。1日に2リットル近く飲む。
絶食中は1日1キロのペースで体重が減るらしい。絶食は医師の管理のもと行われる。入院時には問診、血液検査、尿検査を行い、医師が患者の体調を正確に把握する。
絶食中は飲酒や喫煙も厳禁。絶食中でもエクササイズやノルディックウォーキング、アロマオイルを使ったサウナなどもやるらしい。絵画教室などでメンタルケアもするらしい。
絶食に対して前向きな気持ちで臨むことが成功の秘訣らしい。
ちなみに、絶食すると背中やお腹周りの筋肉が痛くなることがあるらしい。そういえば、学生時代、金欠で何も食べなかったら背中が痛くなったことがあったけど、食べ放題に行ったら治ったな^^;
長期の絶食では新たにケトン体というエネルギー源が作られるらしい。タンパク質、脂質、糖質が、人間に必要な三大栄養素で、絶食をして栄養が完全にたたれると始めの数日で、ブドウ糖が切れるらしい。すると次にケトン体というエネルギー源が脂肪から作られるようになるんだとか。そして4日目ごろからはブドウ糖不足による禁断症状。これが最も辛い時期らしい。
けど、この期間を乗り越えると、脂肪からできるケトン体を脳や筋肉はエネルギー減として使うようになるんだとか。
それによって最長40日間にも及ぶ絶食が可能になるらしい。
絶食直後の食事は、リンゴジュースなど消化しやすいものを少しずつとらないといけないらしい。そのため絶食期間の半分ほどの日数が回復期間に当てられるらしい。
ニキビが治ったり高血圧が治ったりするらしい。体内の不要なタンパク質が分解されることで体調がよくなると考えられているらしい。人間は絶食すると外部栄養型から内部栄養型に変化するらしい。
絶食により自然治癒力があがるんだとか。全ての病気が治るわけではないが、効果があると言われるものには98%の確率で症状がよくなるんだとか。気管支系、心臓・血管系、消化器系、内分泌・免疫系、うつ病などらしい。ガンや結核、糖尿病、慢性肝炎などには適さないらしい。
順天堂大学 白澤卓二教授によれば、タンパク質を壊して栄養にしないといけないらしく、不要な病気のもととなっていたタンパク質も壊していくんだとか。
1960年頃、ユーリニコラエフ医師によって始められたらしい。ロシアでは今までに10万人以上がこの絶食療法を受けてきたらしい。

- 作者: 1365,白澤卓二
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